屋根へのこだわりは、雨の日に傘をさすのと同じです。

マイスターホーム 大谷です。
昨年末に塗装工事を完了した世田谷区M様は得に屋根を守りたい
とのご要望頂き、屋根を確認した所、だいぶ傷んでいたので
シーラーを2回塗装して、塗料の浸透を防ぎ、上塗り塗料の密着力を
高めることをお勧めしました。M様からはそうした方が良いと大谷さん
が言うならそうしてください。とご納得頂き屋根の下塗りシーラーを
2回塗りする工法で施工を行うことで決まりました。
高圧洗浄前のコロニアル屋根 ↓
屋根の塗装は足場を組まなければ行えません、足場を組んだときに出来るだけ長持ちさせるには
どうしたら良いかを考えご提案するのが私たちの仕事です。工程は1つ増えれば価格も上がります、
でも目先のことだけを考えるのではなく5年後、10年後のM様邸にとって良い工事とはどのような
塗装方法かを検討しご提案させて頂きました。
高圧洗浄後のコロニアル屋根 ↓
まず、屋根を守るための基本中の基本は高圧洗浄です、屋根の表層に溜まっているコケや汚れを
根こそぎ洗い落とすことは塗装前の絶対条件になります。高圧洗浄を怠ったり、いい加減に
行った場合は、塗装後に何年かで塗膜は剥がれてしまいます。M様邸では屋根の高圧洗浄で
朝9時~午後14時まで掛りました。時間を掛ければ良いということではないですが、
コケに覆われた屋根をキレイに高圧洗浄するには自然と時間は掛かります。
屋根補修 ↓
高圧洗浄でコケや汚れを洗いながすと屋根材の劣化によるひび割れや欠けている箇所は
多かれ少なかれあります。М様は塗装工事前にひび割れなども多いのではと気になされて
いました、ひび割れなど数か所ありましたが、全て補修してから屋根塗装です。
下塗りシーラー1回目 ↓
M様とのお話の中で、長持ちする塗料で塗装をしてほしい、遮熱塗料で塗装をしてほしい
とのご要望もあり、遮熱フッソ樹脂塗料 サーモアイ4Fで塗装を行うことになりました。
遮熱塗料の場合、下塗りシーラーは白色になります。屋根を長持ちさせるにはまず下塗りを
丁寧にしっかりと塗装することです。
下塗りシーラー2回目 ↓
先にお話したように、激しく痛んでいるコロニアル屋根の場合、下塗り1回塗装では浸透を
止めることも密着性を高めることも出来ないので、下塗りを2回塗装してからの上塗り塗装を
お勧めしています。どんなに良い塗料、長持ちする塗料を塗装しても、下地の状態が悪くては
塗料本来の性能を生かすことも出来ず、決して長持ちすることはありません。
タスペーサー差し込み ↓
タスペーサーはスレートとスレートの間にすき間を作るために差し込む物になります。
中塗り サーモアイ4F遮熱フッソ クールパールライト色 ↓
青い線で囲ってある場所は中塗り塗装している所になります。下塗り2回塗りでコロニアル屋根材の
浸透を止めているので、しっかりと白色の塗膜も塗布されているのが写真で見ても分かります。
白色は吸い込みムラの1番目立つ色になります。
上塗り サーモアイ4F遮熱フッソ クールパールライト色 ↓
そして上塗りで更に塗膜を重ねることで屋根の表面にしっかりと塗膜保護をすることが出来ます。
通常の屋根塗装はシーラー→中塗り→上塗りの3回塗りで大丈夫ですが、傷みの激しい屋根は
シーラー→シーラー→中塗り→上塗りの4回塗りで塗装しないと、屋根塗料の本来もつ
耐用年数まで塗膜は長持ちしません。従って15年以上長持ちするサーモアイ4F、
遮熱フッソ樹脂塗料で塗装を行っても、傷んでいる屋根に3回塗りでは10年前後で
屋根は傷んでしまいます。
上塗り2回目 サーモアイ4F遮熱フッソ クールパールライト色 ↓
そして塗装工事前に、M様から上塗りの遮熱フッソ塗料を1回多く塗ってほしい、今回の塗装で
出来るだけ長持ちする屋根にしたいんです、とお話を頂いたので上塗りをもう一回塗装して
コロニアル屋根の表層をさらにさらにがっちりとガードすることにしました。
これでより耐久性に優れた屋根になり、M様も安心のご満足です。
※ 傷んでいる屋根に通常より回数を多く塗装しても、塗料をケチりケチり
薄めて、自分のことしか考えない腐った塗装工事では高級塗料、フッソ樹脂
での塗装も、残念ながらまったく意味はありません。
М様邸 屋根塗料 ↓ 外壁塗料 ↓
M様から初めて電話を頂いたとき、塗装工事をしてほしいと言われました。
初めから信頼して頂いたことにはとても有り難く思います。
その言葉に甘えることなく私たちは段取りと塗装作業を行いました。
そして特に屋根をがっちり塗装して塗装工事は完了致しました。
屋根塗装工事完了 ↓
外壁塗装工事 ↓
P.S
思いに応えることは大事なことです、でも毎日の作業の連続で
ときに薄れていることもあるのは事実です。そういったときに
思いに応えようという気持ちを元に戻してくれるのは、いつも
塗装工事をさせて頂いているお客様たちです。
ご縁に感謝、本当ですね。