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ガルバリウム屋根に塗装は必要?

 

シンプルでスタイリッシュなデザインのガルバリウム鋼板屋根。軽量なのでカバー工法にもよく使われる屋根材です。「ガルバリウム屋根に塗装は必要ですか?」と疑問に思われる方もいらっしゃいますが、答えは「塗装は必要!」です。今回はガルバリウム屋根になぜ塗装が必要なのか解説していきたいと思います。

 

ガルバリウム鋼板の屋根ってどんなもの?

ガルバリウム鋼板とは「アルミニウムと亜鉛の合金でめっきして錆びにくくした鋼板」のことです。

 

ベースとなる「鋼」は、鉄に炭素などを加えて強度を増したもの。もともと安価で手に入り、柔らかく加工しやすいため、非常に使い勝手の良い素材でした。

 

しかし屋根って、雨に濡れる場所ですよね。鋼板をそのまま使うと、錆びや腐食の問題がでてきます。

 

トタン=鋼板+亜鉛めっき

そこで鋼板の表面に亜鉛をコーティングすることで錆びにくくしたのが「トタン」です。昭和の頃に屋根や外壁によく使われていたので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

トタンに石などが当たって傷がつくと、めっき層の亜鉛が溶け出してきます。亜鉛が優先的に酸化して、鋼板がむき出しになった部分を覆うことで、錆びるのが止まるという仕組みです。

 

 

むき出しの鋼板に比べると耐久性にすぐれるトタンですが、それでも耐用年数は10~20年ほどと短めです。

 

ガルバリウム=鋼板+アルミ亜鉛合金めっき

亜鉛の代わりに、アルミニウム+亜鉛+ケイ素でめっきして、さらに耐久性を高めたのがガルバリウム鋼板です。

 

ガルバリウム鋼板に傷がつくと、トタンと同じようにまずは亜鉛が溶け出して傷ついた部分を覆います。その後、アルミニウムが少しずつ溶け出し、金属を腐食から守る膜をつくります。

 

亜鉛とアルミニウム、ダブルのバリア効果で、ガルバリウムはさらに錆びにくさがアップ!

耐用年数20~30年ととても長持ちするので、1990年代以降はトタンに代わって必要不可欠な屋根材の一つとなりました。

 

ガルバリウム屋根に塗装が必要な理由

先ほどの図で見たように、ガルバリウム鋼板のめっき層の上には、さらに塗料が塗られています。

 

 

この塗膜は雨や紫外線にさらされるうちに、だんだんと色褪せたり、剥がれてきたりします。そうすると見た目が悪いだけでなく、錆びや腐食が進みやすくなるのです。

 

ガルバリウムは「錆びにくい」というだけで、あくまでも金属の一種なので、きちんと保護しなければ錆びます。大切なお家を長く維持するためには、定期的な塗装でしっかり保護することが必要不可欠です。

 

ガルバリウム鋼板の塗装の流れ

ガルバリウム屋根は、実は塗装の難易度が高い素材です。表面がツルリとしていて、塗装が定着しづらいからです。雑に塗料を塗っただけでは、数年で剥がれてきてしまいます。

 

そこでポイントとなるのが、塗料をしっかり定着させるための「ケレン」という作業。表面にヤスリをかけてザラザラにすることで、塗料を定着しやすくします。

 

ではガルバリウム屋根の塗装の一連の流れを見ていきましょう。

 

➀高圧洗浄

まずは他の屋根や外壁の塗装と同じように、高圧洗浄を行います。汚れや古い塗膜が残ったままだと仕上がりが悪くなるのできれいにしましょう。

 

②下地調整

こちらが重要なケレン作業です。ていねいにヤスリがけをして、サビや汚れを取っていきます。

通称「目荒し」とも呼ばれるように、表面をザラザラにして塗料が定着しやすい状態にするのも大きな目的です。この作業をいい加減にすると、塗膜がすぐに剥がれてきてしまいます。

 

③下塗り

 

いよいよ塗料を塗っていく工程です。「下塗り→中塗り→上塗り」と3回重ねて塗るのが基本です。

下塗りはツルツルしたガルバリウムの表面に、塗料がしっかり密着するための、専用のプライマーを塗ります。

 

④中塗り

下塗りの上から、仕上げと同じ色の塗料を塗ります。

 

⑤上塗り

 

中塗りの上に、同じ塗料を重ねます。2回重ねて塗ることで、ムラなく均一で長持ちする塗膜になります。

 

完成

しっかりと乾燥させたら完成です。見た目も美しく、錆びも発生しにくい状態になります。

 

まとめ

ガルバリウム屋根はメンテナンスフリーと思われている方も多いですが、どんなに耐久性の高い屋根材でもメンテナンスは必要です。塗装だけで対応できず早期の葺き替えが必要に…なんてことになるとコストも手間もかかって勿体ないですよね。適切な時期の塗り替えで、しっかり屋根を保護してあげましょう。

 

塗膜が劣化すると、屋根材の色褪せや錆びなどの症状がでてきます。気になる症状があれば、早めにご相談ください。​

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