「長持ち !涼しく!おしゃれに!」 あなたの希望に合わせた外壁塗装の塗料の選び方

「外壁塗装の塗料の選び方」というと、ウレタン・シリコン・フッ素といった塗料の種類や、艶ありor艶消し、水性or油性…など、インターネット上でもさまざまな情報が入ってきますよね。
いろいろな情報を得た結果「それで結局、どれが良いの?」と、さらにわからなくなったご経験はないでしょうか。
今回は「定期的な塗装できれいな状態を保ちたい!」「長持ちさせたい!」「家の暑さをなんとかしたい!」「おしゃれにしたい!」といった希望に合わせた塗料の選び方を、とにかく簡単にわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
目次
「定期的にきちんときれいにしたい!」という方の塗料選び
大切なマイホーム。定期的な塗装できちんとケアしたいですよね。そんな方には、10年周期で塗装する一般的な塗料をおすすめします。アクリル系ウレタン系といったとにかく安い塗料ではなく、コストパフォーマンスにすぐれたシリコン系やラジカル系が人気です。
パーフェクトトップ/日本ペイント
大手メーカー「日本ペイント」の超人気商品です。これまでは価格と性能のバランスが良い「シリコン塗料」を選ばれる方が多かったのですが、こちらの「ラジカル塗料」が登場したことで、人気を二分しています。
「ラジカル」とは、塗料に含まれる顔料に紫外線などが触れることで発生する、劣化因子のこと。このラジカルの発生を抑えることで、長持ちする塗膜をつくることができます。
- パーフェクトトップ
- 光沢のある仕上がり
- 5分艶、艶消しなど調整も可能
- マンションの大規模修繕工事にも
ナノコンポジットW/水谷ペイント
シリコン系のなかで、艶消しタイプになっているのがこちらの塗料です。仕上がりがマットで、高級感のある落ち着いた印象になります。光があたってピカピカと輝くような質感がお好きでない方、おだやかな仕上がりをお求めの方におすすめです。
- ナノコンポジットW
- マットな仕上がり
- 明るい色でも落ち着いた雰囲気
- 光にあたってもピカピカしません
「塗装を長持ちさせたい!」という方の塗料選び
一般的な塗料は10年周期での塗装が必要。そんなに頻繁に工事を手配するのは面倒だし、長い目でみたコスパを重視したいという方には、15~20年とさらに長持ちする塗料をご提案させていただくことも。フッ素系や無機系などは、耐候性・耐久性に非常にすぐれています。
ファイン4Fセラミック/日本ペイント
耐用年数は16~18年。シリコン系やラジカル系より高価ですが、長持ちするフッ素系の塗料です。なかでも日本ペイントのファイン4Fセラミックは、従来のフッ素系塗料よりさらに汚れにくく長持ち。仕上がりの質感としては、ツヤ感のあるタイプになります。
- 艶感のある仕上がり
- 劣化の進行が少ないうちに塗装
- 新築のように光り輝く家に
ナノコンポジットF/水谷ペイント
ファイン4Fセラミックのようなフッ素系は艶ありタイプが基本ですが、こちらのナノコンポジットFは艶なしタイプ。マットで落ち着いた仕上がりになります。
- ナノコンポジットF
- ローラー塗装
- マットな仕上がり
- 上品で高級感がある
パーフェクトセラミックトップG/日本ペイント
フッ素系は15年くらいが目安なので、もっと長持ちさせたい場合は最高ランクの無機系に。耐用年数は18~20年と、日本ペイントのパーフェクトシリーズのなかで、最高ランクの塗料です。
とにかく再塗装のスパンを長くしたいという方におすすめ。手間がかからずきれいな状態がキープできます。
- パーフェクトセラミックトップG
- 美しい艶が得られる
- 超低汚染で汚れにくい外壁に
- 日当たりの良い面も長持ち
「暑さを軽減したい!」という方の塗料選び
今お住まいの家の暑さが気になるという方は、遮熱塗料を選択肢に入れてはいかがでしょうか。外壁だけでなく屋根を遮熱塗料にすれば室温をぐっと下げられるので、特に2階の暑さが気になるという方におすすめです。冷房費が削減できてエコなので、時期によっては自治体からの補助金を受けられることもあります。
サーモアイ/日本ペイント
日本ペイントのサーモアイシリーズは、上塗り+下塗りのダブルの遮熱効果で、屋根や外壁が熱くなるのを防ぎます。サーモアイシリーズのなかでもフッ素系やシリコン系などグレードがあるので、予算やどれだけ長持ちさせたいかといった希望によってお選びいただけます。
- サーモアイ
- 艶感のある仕上がり
- シリコン系なら耐用年数10~12年
- 屋根のみサーモアイに
ガイナ/日新産業
宇宙ロケット開発技術を応用してつくられた塗料です。ロケットは打ち上げられるときに高熱をもつので、機体を熱から守るために断熱の塗料が塗られます。その技術を利用して、塗るだけで断熱できる住宅用の塗料としてガイナが開発されました。
- ガイナ
- 艶のないマットな仕上がり
- 艶消しを活かしたやさしい仕上がり
- 夏でも外壁や屋根が暑くなりにくい
「おしゃれにしたい!」という方の塗料選び
塗替えをしたいけれど、1色で塗りつぶしてしまうのはなんか嫌だ…という方には、デザイン性の高い塗装もありますよ。色や柄を組み合わせて、おしゃれな外観に仕上げられます。
ジキトーンセラアートSi/日本ペイント
シリコン樹脂のなかに、セラミックの粒などの骨材が配合されていて、ローラーで塗ると自然と石材のような質感がれる塗料です。のっぺりした仕上がりにならず、美しい風合いの外観を実現できます。
- ジキトーンセラアートSi
- 美しい石材調に
- 薄いピンクなどのカラーもあります
- 高級感のある仕上がりに
WBアートSi多彩仕上工法/スズカファイン
凹凸感のあるサイディングに対し、2~3色の塗料を特殊ローラーで塗ることで、自然な模様をつけられる塗料です。絶妙な風合いで、単色で塗るよりも、ワンランク上のデザイン性の高い仕上がりになります。
- WBアートSi
- 中塗りとは違う色で模様塗りを行う
- 豪華な雰囲気に
- 部分的に使うのもおしゃれ
まとめ
塗料の選び方について、なんとなくイメージしていただけたでしょうか。今回は簡単にお伝えしましたが、外壁屋根塗装をプランニングする際には、他にも「素材との相性」「お好みのカラーがあるか」などさまざまなことを考えて塗料を選んでいきます。あなたのお悩みやご希望、不安など、思ったことがありましたらなんでも気軽にお伝えくださいね。