外壁塗装の色決めに失敗しないためには?人気色の施工事例も紹介

「新築時と同じ色にしたい!」という場合は、前と同じ色になるのでイメージ通りの仕上がりになりやすいです。
しかし、こういった場合はどうでしょうか?
・今は白だけど、飽きてしまったので思い切ってブルーにしたい
・新築時はダークグレーだったけど、もう少し明るいグレーにしたい
「ブルー」と言われて想像する色は、人によってさまざま。明るいスカイブルーを想像される方もいれば、くすんだブルーグレーを想像される方もいますよね。
また、色見本で見たときは良いと思っても、実際に塗ってみて「なんだかイメージと違った!」ということにならないようにも気をつけたいものです。
今回は、失敗しないための、外壁塗装の色決めのコツについてお伝えします。
目次
ポイント1. 色見本と仕上がりの違い
外壁塗装の色選びで気をつけたいのが、「色見本と実際に塗装した色では、イメージが変わる」ということ。
色見本の面積や、室内か屋外か、光の当たり方…さまざまな条件によって、色の見え方というのは違ってきます。
言葉だけではわかりづらいと思いますので、実際の色見本と施工事例を見てみましょう。
- ↑色見本
- ↑塗装した色
こちらの施工事例では、日本ペイントさんのパーフェクトップという塗料の「ND-530」というカラーを使っています。色見本より、実際に塗った外観の方が、明るい色に見えませんか?
その日の天気や光の当たり具合、写真の色味でも違ってくるのですが、「色見本と仕上がりがまったく同じと思わないこと」が大切です。
色を決めるときには、好みの仕上がりイメージをお聞かせいただいた上で、光の当たり方や面積などさまざまなことを考えて、ご提案いたします。
ポイント2. 塗装しない部分との相性
外壁の色を選ぶとき、つい外壁や屋根の色だけを気にしてしまいがち。しかし、玄関ドアや窓サッシなど、色が変えられない部分との色の相性も大切です。
例えば、こちらのビフォーアフター写真をご覧ください。
- ↑塗装前
- ↑塗装後
塗装前後で、窓サッシやコーナーアクセントなどの色は変わっていませんよね。外壁の色は「グリーン系→濃い目の赤系」とガラッと変えていますが、アクセントと同系色でまとまりのある外観に仕上がっています。
ポイント3. 汚れの目立ちにくさ
また、よくある外壁塗装の失敗として「汚れが目立ってしまって、きれいな状態が長持ちしない」という問題もあります。
なかでも気になる汚れの一つが、このような水あか汚れです。
雨が流れたあとが、細い筋のように黒ずんでしまっているのを、よく目にしますよね。
この水あかはどのような塗料を使っても、「つきにくく」することはできますが、完全に防ぎきれるものではありません。しかし、外壁塗装の色選びで、水あかを「目立たなく」することは可能です。
水あかのつきやすい部分にグレー・ブラウンなどの濃い色を使うほか、場合によっては水切りをつけて改善できることもあります。
関連記事/黒い汚れに要注意!水あかが目立たない外壁にするコツ
ポイント4. 色のイメージは一人ひとり違う
突然ですが、「オレンジ」と聞いたときに、皆さんはどんな色を想像されますか?
- ↑淡いオレンジ
- ↑鮮やかなオレンジ
左のような柔らかいオレンジを想像された方もいれば、右のような鮮やかなオレンジを想像された方もいるのではないでしょうか?
左のオレンジ色を想像して「こんな色がいいな」と考えていた方が、右のようなオレンジの家が完成したのを見たら、「イメージと違う!」と思うのは当然ですよね。逆もまた然りです。
色のイメージが一人ひとり違うからこそ、私たち塗装業者は限られた塗料のなかから、できる限りイメージに近い色を選んでいただけるようにご提案しなければなりません。
「今より明るい雰囲気にしたい!」「ネイビーに憧れる!」などあなたのご希望をお聞かせください。
色決めの参考に!人気色のおしゃれな施工事例
以上のポイントを頭に入れた上で、まずはご自身の好みを知ることから始めましょう!いろんな写真を見ていただくと、「私ってこんな雰囲気が好きかも…」というのが絞れてくるかと思います。
今回は人気の7色「ベージュ・白・ブラウン・グレー・イエロー・ブルー・ネイビー」の施工事例をまとめましたので、好みの色を探してみてくださいね。 マイスターホームの外壁塗装施工事例では、使用した塗料の種類などもご確認いただけます。
1. ベージュ
やや黄みがかったベージュやアイボリーなどの淡い色。周囲の家ともなじみやすく、中間色のため汚れも目立ちすぎません。
- 明るい色でも落ち着いた雰囲気
- 同じ暖色である茶色と相性抜群。レンガ調のタイルによく合っています。
- 明るいベージュ、濃いベージュと濃淡つけた塗り分けで、ぐっとおしゃれな雰囲気に。
- グリーンなどアクセントになるカラーとの組み合わせも素敵です。
2. 白
ぱっと明るく高級感のある白。他の色と上手に組み合わせることで、白さが引き立ちます。
- 白い外壁で、新築のようにピカピカの外観に。
- 白は爽やかな清潔感と、高級感が出ます。
- 濃い色と組み合わせると、白が引き立ってモダンな雰囲気に。
- 白い壁+オレンジの屋根で、南欧の雰囲気にも。
3. ブラウン
落ち着いたブラウンも、昔から人気のある色。色の濃さや色味で、少し違った雰囲気になります。
- 濃い目のブラウンは高級感が出ます。
- 玄関や窓サッシ、幕板などの白がぱっと引き立つ組み合わせ。
- 新築のように光り輝く家に
- 雨樋や屋根の破風などが白色で、重くなりすぎません。
4. グレー
グレーは飽きがきにくく、汚れも目立ちにくい色です。大人っぽさやモダンな雰囲気が出ますよ。無彩色なので、周囲の環境にも馴染みやすいです。
- 白とのツートーンは、人気の配色です。
- 黒に近いダークグレーと白の組み合わせで、モダンな雰囲気に。
- 濃いグレーだと、シックで重厚感のあるお家に。
- ライトグレーで、優しげな印象に。
5. イエロー
お家の外観を明るい雰囲気に見せてくれる黄色。主張の強い原色と思いきや、トーン次第では周囲の家ともしっくり馴染みます。
- 淡い黄色なら主張しすぎず、周囲に溶け込みます。白いラインで爽やかな印象に。
- 黒いラインで引き締めてクールにすることも。
- フレッシュなライムイエロー。アクセントの青色でより爽やかに。
- ブラウンとも相性抜群。インパクトのある黄色を優しくまとめます。
6. ブルー
海や水、空などの自然を感じさせる青色。爽やかでクールな印象になります。
- 鮮やかなブルーは、ぱっと目を引くポップなお家に。
- 明るめ、淡めのブルーなら、涼しげな印象に。
- 白との組み合わせで、さらに爽やかさをアップ。
- 白をベースに、くすみブルーでアクセントを入れて、おしゃれな仕上がりに。
7. ネイビー
ネイビーの外壁は、上品でスタイリッシュな印象を与えます。落ち着いた雰囲気がありながら、黒やグレーより少し個性的な外観になりますよ。
- 深いネイビーと、ダークブラウンの木材がおしゃれです。
- 玄関まわりをネイビーに。差し色として使っても素敵な色です。
- ネイビーの分量が多いと、シックな印象に。
- 光にあたってもピカピカしません
マイスターホームでは、過去に外壁塗装をさせていただいた施工事例の写真を、ホームページ上でたくさんご紹介しております。どんな色にするか迷った方は、こちらもご覧ください。